FIND

発見

例えば・・・ワインの似合う空間

ある店のオーナーシェフからの依頼は、
ゆっくりワインを飲みながら
くつろげる空間にして欲しいというものでした。

古材やアンティーク煉瓦、
珪藻土、たたきの土間、
自然素材で内装を仕上げ、
外部は石、土、鉄等、無垢材を使いました。

料理を楽しみ、日常とは
すこし違った雰囲気を楽しむ場所には、
落ち着きと安心感があります。

でも、店舗ですから、それプラス、
「わぁっ」と思わせる仕掛けが欲しい。

その仕掛けのひとつとして、
色ガラスのおもしろさを加えました。

入り口のドアに使った
アンティークドアの厚み75ミリを利用して、
内側に照明を入れ、
ガラスタイルを貼りました。

暮れなずんだ街にガラスタイルの
光が漏れてステキです。

安心感は、本物の素材が与えてくれます。

だからヴァニラリーフは本物を選びたい、
と考えています。

経年変化

経年変化を楽しむ。

それこそが「あこがれの家を創る」ということだと思います。

すべての物は風化し、姿を変えていきます。

しかしその変化には美しさ、面白さがあります。

それに気づくことは、
きっと暮らす楽しさの発見につながると思います。

以前に建てたお宅に久しぶりに、
お伺いしました。

外壁、建具、色んな物が数年の月日のなかで、
とても良い感じになってきていました。

染み一つなかった床も、壁も、真っ白だったタイルの目地も、
それなりになじんだ色合いになっていました。

渋さが出てきた、という表現がぴったりです。

「建てた時よりも、今が好き」その言葉が示すのは、
住む人と一緒に、家も、素材も成長してゆき、
完成されていくということだと思います。

すきなこと

「どんな風に家を建てたらいいのかわからない」というお話をよく聞きます。

それを聞き出して、形にするのはヴァニラリーフの仕事です。

施主から「キッチンは、きれいにしておくのが好きだ」と聞きました。

「いつもきれいに片付いているキッチンが理想なのだろう」最初はそんなふうに考えていたのです。

なんどかお会いして、趣味のお話、毎日の過ごし方などをお聞きするうちに、
「掃除をすることが好き」だとわかりました。

だったら、掃除は大変だけど、見た目も美しく、使いこなすうちに味のでる、
小さな白いタイルを一面にはめ込んだタイルキッチンがぴったりです。

あれから3年。

白いタイルのキッチンはいつも綺麗に磨かれつつ、いい雰囲気になりました。

家は、建てたときがいちばんきれいで完璧なのではありません。

家族が住み、なじんでいく過程で、完成されていくものだと思います。